とある地方都市であることが前提です。
子供の頃、と言っても小学校3年くらいかな。
当時の習い事で流行っていたのがそろばん、習字、ちょっと公文式だった。
もちろん両方習いに行っている人も居れば片方だけという人もいた。
あと絵画教室があった。
これは特殊なパターンで、友人の親御さんが絵の先生だったのかな。
それで一部の子供はそこに通っていた。
私はそろばんのみ習っていた。
確かそろばんもそこの教室で買って週に2,3回くらい
学校終わった後の数時間かよっていたはず。
小さな平屋の家に学校にあるような教室状態だった。
先生は男性の少し年配の人。あだ名は「たぬき」。
風貌を思い出すと当時で50歳前後くらいだったのかな。
「たぬき」というのは陰で言われていたあだ名ではなく
直性呼び名がそうなっていた。
時間帯によって分けていたのか、たまたまだったのか小学生ばかりだったから
先生も「たぬき」を大目に見ていたのだろう。
このそろばん教室は習っていて良かったなと今でも思う。
しばらくは暗算最強になれた。(習っていない子と比較)
頭の中でそろばんが出てきてそこで弾いて暗算する訳だが
これは年を取るとなかなか厳しくなってくる事が分かった。
でもそろばんを持たなくなって云十年経つが未だに暗算は
そろばんが出てくる。
公文式を習ったことが無いので分からないが
そこに通っていた彼ら、彼女らはどうやって暗算しているのかが
未だに分からない。
もちろんそろばんと主旨が違うのでやり方違って当然なのだが。
このそろばん教室は習い事としては楽しかった。
確か教室で4級までは検定試験が受けられて
3級から1級までは商業高校で受験した記憶がある。
私は2級取得で終了した。
どのきっかけでやめたのかは覚えていない。
中学になったからなのか、2級の先の準1級が取得不可能と
あきらめたのか。
2級までやると何となく成長がストップしたのではないかなと思っている。
習い始めた時はそろばんを習う楽しさ、どんどんスピードあげて弾くことが出来るようになり
9級から始まった級も8、7と進んで行くと共に上達が実感出来るようになる。
この限界が自分にとっては2級だったのかなと。
「限界を感じた」というやつかもしれない。
習い事に流行廃りがあるのかは分からないが
この前帰省した時にそろばん教室があった場所に行ってみたら
普通にお家が建っていました。
書道教室も場所は覚えていたので行ってみましたが
平屋の建物がボロボロになって誰も住んでいないし
壊れそうになってました。
今はそろばん教室が無いのかなと思って
私の地元限定で検索してみたらヒットはしましたが
「オンライン」となってました。
で、調べてみたらその地域で経営しているのではなく
東京や大阪にある会社がオンラインで全国どこでもってやつでした。
それ以外に1件だけ地元のお寺でやっているようなものを発見。
今はこんな感じになってしまったのですね。
ネットが普及しようがExcelがあろうが電卓があろうが
そろばんは習ったほうが良いのにと思います。
頭を動かしたほうがいいです、子供のころは特に。
そういえば勉強以外と言いますか
五教科習う塾以外の塾って最近はあるのだろうか。。
調べたら習字もそろばん教室なみに減っていますね。
それこそワードがあればいらんと思うのでしょうが
「手書き」は重要です。
心が伝わりますからね。
私は習字習って居なかったのですが
戻れるなら習字もそろばんも絵も習いたい。
字も絵も下手です。
仕事で付箋で手書きで一言二言書いてあるものを
見かけますが字のうまさ、下手さが分かりますよね。
私は極力手書きは避けたいくらい下手です。
今の子供は良くも悪くも合理的にさせられているのかも
しれないですね。
「そろばん?電卓のほうが早いし、そこに時間割くより
塾で数学習ったほうが成績に直結するでしょ」
みたいな感じなのかな。
そろばん、、久し振りにやってみるか。
このお盆に地元に帰省した際にふと思い出して