最近SNSのショート動画や動画サイトで
動物系のものをよく見るようになった。
好きで見始めたというよりそれ系の動画が流れてきて
見てしまったからその後もレコメンドで表示されて
更に見るからという無限連鎖になったいる模様だ。

王道はライオンやヒョウの狩り動画ですね。
あとはワニかな。
コモドドラゴンは少し見ましたが好きではないのと
人間が作為的に狩らせているような動画しかなくて
気分悪いなと思ったからです。

この狩り動画ですが好きなのが相手に逆襲されているものです。
牛を狩ろうとしたライオンに牛の仲間達が逆襲して
ライオンを吹っ飛ばすとか。
弱者が強者に勝つのは動物を見ていてもスカッとするものです。
もちろん多くの動画は狩られて食べられていく姿ばかりです。
このような動画を私たちが見れるということは撮影している人が
いるからですね。
時々思うのがこのような観光というか撮影クルーの車が動物の
邪魔をしているということです。
この車さえ無ければ狩りから逃げられたかもしれないのに、
またはうまく狩ることが出来たのではと思う場面があります。
このような撮影クルー含めて自然の生態系に人間は介入しないという事が
前提でしょう。そこに人間が故意に手を入れてしまうことで
生態系がおかしくなるという思いからでしょう。
その一方で湖の氷にはまったワシを助けたり、シカを助けたりという
動画もあります。他にももろもろあり、動物を助けて元気になっていく姿を
感動的に表現している動画もあります。

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結局のところ人間は自分の都合の良いような行動しかしていないなと
思うわけです。
生態系に介入するし食物連鎖にも介入する。
身近菜ところで言えばカラスが小猫を襲っていたとします。
そこにネコ好きの人間が居ればきっと助けるでしょう。
「保護」という名のもとに。
でもカラスが大きなゴキブリを襲って食べようとしていたら
多くの人間は不必要に近寄らないでしょうしましてや
助けるなんてことは無いでしょう。
これがネズミでも同じです。

所詮は人間の言う生態系を崩すな、というのはこの程度のものなのです。
人間のワガママな尺度のよって決められたものです。
一方でそれも生態系の一種とも考えられます。
人間以外の動物は武器をつくることが出来ません。
しかし人間は武器を作れます。
まさに弱肉強食で人間がピラミッドの頂点にいるなら好きなように
出来るし、それをしても許される訳です。
しかしこのピラミッドの頂点が入れ替わることがあれば
我々人間は急激に個体数が減っていくことでしょう。

ピラミッドの頂点にいるからこそ、
それ以外の生態系について好き勝手に手を出せている訳ですね。

冒頭に書いたように動物系の狩り動画を見ていると
「助けてあげればいいのに」なんて思って本当に助けるのは
生態系を考えるとよろしく無い事だと思いがちですが
それは違います。
その撮影者が助けようと思って撮影していないから助けないのであって
助けるつもりの人間が行けば助ける訳です。
ヒョウが鹿を襲っているとします。
鹿を助ける為にヒョウを撃つ、または両方撃って
売ったり食べたりする人間もいるでしょう。

このように考えてからは動物系の動画も違う意味で
可哀相に見えてきました。

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