振り返って見て図書館なるものに行った記憶があまり無い。
ここで言う図書館とは地域の図書館の事。
小中学校は学校に図書室があったので別でわざわざ図書館に行くことを
しなかったのかもしれない。
何となく覚えているのは「ズッコケ三人組」を小学校の頃に図書館に借りに
行ったようが気がするくらいだ。
このふと思い出したズッコケ三人組、検索したらこち亀とは言わずとも
そこそこシリーズ化していたのに驚いた。
そして作家さんはお亡くなりになっていることも知った。
一時とは言え、楽しく読ませて頂きありがとうございました。
さて、その図書館。
ここ数年になって頻繁に通うようになった。
今まで小説に関しては読みたい本をブックオフを中心に古本で購入し
読んでいた。そうすると段々と本が溜まっていく。
小説なので頻繁に読み返すこともないし、読み返すくらいなら
新しい本をと思って購入する。そしてまた一冊増えるみたいな。
私は何度か引越をしているのですが、本はなかなか曲者です。
段ボールに積めるとそこそこの重量になります。
で、次の引っ越し先で一応段ボールを開封しますが
本棚に並べただけで読むことなく次回の引越の時に段ボールにしまわれます。
お金を出して買ったので捨てる、という選択はありません。
売る、と言ってもブックオフの100円シールが貼ってあるので
それも何だか気が引けます。(面倒なだけなのですが)
小説は読みたい、でも自宅に書籍を増やしたくない、と考えた時に
図書館が思いついたのです。
本当に今さらです。自分でも不思議なくらい今さらです。
なぜ図書館に行かずにブックオフに行ってしまったのか。
日本人はコレクター精神が強いからCDがまだまだ売れます。
確かにデジタルで購入するよりは目の前にCDやDVDがあったほうが
所有欲が満たされます。CDはiTunesに入れた後は棚に行くわけですが。
本もそうなのかと思いきや所有欲はありませんでした。
今は図書館で相当数の小説を読んでいるので
「これは手元に置きたいな」という意味で所有欲はわきますが
書籍については初見で所有欲というものが私にはありませんでした。
今までは何かを読むということは買わないといけないという先入観が
あったからですね。
図書館、いいです。
私が利用している地域の図書館はネットで検索も予約も出来ます。
新刊なんかは100人単位で順番待ちをしているので
順番がまわってくるのに半年以上かかるものもありました。
ここなんですよね。どうしても読みたければ書店で購入すれば良いだけですが
少なくとも1つの図書館に100人単位で借りるのを並ぶということは
すぐに読みたい、とは思わないけどいずれ読みたいという人が100人近く居ると言うことです。
書籍ってここが難しいですよね。作家さんや出版社にしてみれば初動でどれくらい動くのか、
はかなり重要な指標になっていると思います。
本音としては「買ってくれ」だと思うのです。
古本で購入されても作家のメリットはゼロ。
図書館は賛成派。
簡単に言うとこのような事をある作家さんがエッセイか
小説の後書きに書かれていました。
古本は言わずもがなで印税入りませんので作家さんにとっては全く美味しくない。
図書館も同じではと思いつつも賛成というのは意外でした。
自分を知ってもらうきっかけになる、といった理由だったのですが
あまり深くは語っていなかった印象です。
小説メインでここ数年毎週3冊平均で図書館から借りています。
図書館で読むようになって知った作家さんは数多くいます。
とは言っても図書館で探すというよりは事前に調べてから借ります。
好きなタイプの小説や作家さんを検索して「この作家さんが好きなら
きっとこちらの作家さんの本も好きになります」てきなものを探します。
ありがたいことにほとんどは図書館に置いてありますので
すぐに読む事が出来ます。
ここまで借りると分かるのが先程も書いたように
この本は所有しておきたい、と思える本が出てきます。
なんならこの作家さんのは全て欲しいとかもでてきます。
そして、買うなら「新品」と思うのです。
ある作家さんが図書館は賛成と言った意味が分かってきました。
図書館は静かで空調も効いていて何となく落ち着ける場所です。
無料で小説読み放題って良いですよ。
某デジタル書籍の読み放題とは全然違います。
本がデジタルメインになることは絶対無いというのが
図書館に行き、数百冊の本を借りて読んだ感想です。
さて、これから小説の続きを読みます。
おやすみなさい。