
残暑見舞いを始め、暑中見舞いや寒中見舞い、もちろん年賀状
などはいつのタイミングで出すべきか?
そして、いただいたときの返信のタイミングはいつなのか?
など知っているようで知らない、そして今さら聞けないマナーが
数多くあります。
そこで、微妙な時期とも言える「残暑見舞い」におけるタイミング
やマナーなどを取り上げてみました。
残暑見舞いはいつまでに出せば?
一般的に 残暑見舞いを出す時期は立秋から8月いっぱい までと
言われています。
残暑見舞いというのは
「暦の上では秋になりましたが、まだ暑さが残っています。
厳しい暑さの中で体調を崩したりしていませんか?」
と相手の安否を気遣うことで、先に書いた時期はあくまで一般的な時期です。
ちなみに、
暑中見舞いは梅雨開けから立秋まで、
寒中見舞いは1月8日〜2月3日と言われています。
また、 「喪中」のかたに対しては出しても問題ありません 。
これはお正月のように「祝い事」ではなく、「気遣い」なので失礼には
あたりませんね。
そもそも相手の安否の「気遣い」なので出す期限はあってないようなものです。
昔の気候と今の気候も悪い意味で違ってきてますから、
いつまで経っても暑い、寒いという気温になってきましたからね。
残暑見舞いのお返しは必要?
暑中見舞いと残暑見舞いは両方 だすのではなく、同じ人に対しては どちらか1つ で問題ありません。お返事にしても、もし暑中お見舞いを頂いたとしたらお礼として残暑見舞いを
出す、というのが自然です。
また、返事を出すタイミングが9月や10月になったとしても
非常識とはなりません。
最近は暑さも長くなってきていますからね。
それでも10月あたりになるなら親しいかたには問題ないですが
そうではない場合で事情があった場合は残暑見舞いを漂わせつつ
「お礼」といった表現が中心となる文面が良いですね。
残暑見舞いの返事やマナーは?
残暑見舞いのタイミングで気になるは法事ごとがあった時ですね。
ここに一礼をあげます。
ちょうど8月に四十九日の法要が終わった場合にどうすべきか?
この場合、ご不幸事とお中元、お歳暮等の贈答は別として考えられるので
残暑お見舞いに言葉を添えて出すことは全く問題ありません。
これは先にも書いたようにあくまで季節の移り変わりとともに
安否を気遣うものである、という立場からです。
次に、残暑見舞いや暑中見舞は「はがき」というのが一般的ではありますが
封書にして便箋に書くのも問題ありません。
便箋に書くのなら、一番最初の1行目に「残暑お見舞い申し上げます」と書き、
相手の名前は本文が全部終わった後にそれぞれ行を変えて
日付、自分の名、そのあと(上の方に)「○○様(さん)」と書いて終わりです。
つまり宛名は便箋の最後に書きます。
まとめ
残暑見舞いや暑中見舞いはあくまで気遣いなので
送る相手の環境や住んでいるところの合わせて出すほうが
心がこもっていて良いと思いますよ。
北海道と沖縄でも気候は大きく違うわけですからね。
気持ちが伝わればいいわけです。