
20代までは食事を気にせずとも
毎年受診する健康診断の結果が「A」で健康に自信が
あったかたも、30代になってくるとその健康診断の結果も
だんだんと変わってきます。
同じ食生活、生活パターンで過ごしているのに各項目が
悪い数値に変わっていき、結果も「A」ではなく
「改善必要」といった類のものに変わってきているかたも多いのでは
ないでしょうか。
特に肉料理やラーメンが好きなかたは
悪玉コレステロールと言われている
LDLコレステロール値が悪化しているのでは
ないでしょうか。
LDLコレステロールが高いとどうなる?
悪玉コレステロールのLDLコレステロール値が高くなってくると
動脈硬化の原因となります。
動脈硬化が進むと血液がスムーズに流れなくなり、心臓にも大きく
負担がかかります。
その結果、高血圧や心不全などのリスクが高くなります。
さらに血管が狭くなり、詰まってしまうと心筋梗塞や脳梗塞になってしまう
こともあります。ほかにも狭心症や下肢閉塞性動脈硬化症のリスクもあり
血管が破裂するとクモ膜下出血、脳出血の危険もあります。
このように様々な大きなリスクを抱える症状です。
LDLコレステロールが高いとは一般t的に下記の数値が
目安になります。
LDLコレステロール 140mg/dl以上
この数値より高いとリスクが一気に高くなりますので
対策をする必要があります。
LDLコレステロールを下げるには?
先ずは食事改善ですが、それは1歩にしかすぎません。
食事からのコレステロールは血液中のコレステロールの
30%程度 です。
残りの70%は体内で合成されます。
ということで、食事改善だけで全てがよくなることはありませんが、
それでも30%はあるので食事改善は必要な一歩です。
では、その食事ですがラーメンが好きなら ラーメンを食べる頻度 を
減らしましょう。ラーメンのスープを飲むのもやめましょう。
ラーメン好きは多いので、先ずはラーメンについて先に書きました。
ラーメン以外に避けた方が良いのは
ウニ、イクラ、筋子、バター、マヨネーズ、ラーメンのチャーシューのように 脂身の多い肉やべーコン も控えます。
食事についてはコレステロールを控えなければならず
量で言いますと300㎎におさえます。(卵の黄身1個に含まれる量です)
よって、ケーキなどにも含まれている卵やバターにも注意します。
また、逆にコレステロールの吸収を抑える為に
食物繊維が豊富な野菜、きのこやお蕎麦はオススメ です。
ほかにもビタミン豊富な果物、お茶、植物油、青魚もおすすめです。
LDLコレステロールは酸化されて動脈硬化を起こすことが
分かってきたのでビタミンのように 抗酸化作用のある食物 が
良いわけです。
りんご もオハイオ州立大学の調査によると、
毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少するという
研究結果もあるようです。
また、 ヨーグルトなど毎日乳酸菌 をとっていた人も
LDLコレステロールの数値が下がったとも言われています。
大豆 においては含まれているレシチン・イソブラホンなどがLDLコレステロールを下げる働きがあるとも言われています。
このようにLDLコレステロール値を下げる食事、
高める食事を見極めて食生活を改善していきましょう。
食事以外にも ストレス、喫煙、睡眠不足 などは酸化をすすめる大きな要因なので
気をつけましょう。
また、善玉コレステロールを高める為に 適度な運動 も必要です。
目安は1週間に20キロ以上のウォーキングまたはジョギングで、
さらにそれを1ヶ月以上は継続すること、です。
実際にこの量の運動でLDLコレステロールが下がった、という
報告もあるそうです。
食事同様に運動だけでは低下しませんので
やはり食事と運動のバランスが必要ということですね。
それでも改善しない場合は薬の助けによる治療が必要です。
LDLコレステロールが高いときの治療方法は?
LDLコレステロール値が高い場合、薬による治療もできます。
あるドクターに聞いたところ、
LDLコレステロール値が190以上 の場合は薬を出す、と話していましたがこのあたりはドクターによって違うでしょう。
薬までは、という場合はサプリメントの服用ですね。
コレステロールを下げるなら DHA・EPAのサプリメント あたりでしょう。
DHAとEPAは血液をサラサラにして悪玉コレステロールを撃退
すると言われています。
この成分は青魚のマグロやサバに含まれています。
ちなみに、薬もサプリもそうですが
頼るのでは何の解決にもなりません。
薬で下げることはできますが、飲み続ける必要があります。
摂取するのを止めたとたんに元の高い数値に戻ります。
よって、根本的な解決にはやはり食生活の改善、
運動によって時間をかけていくしかありません。
まとめ
LDLコレステロール値は年齢を重ねると
誰もが高くなるようです。
確かに10代、20代はカップラーメンなどのジャンクフードを
たくさん食べていてもおかしくはなりませんでした。
しかし、それが年齢を重ねるとすぐに悪い数値に出てきます。
気をつけましょう。