
子供の頃から当たり前のように出している、もらっている年賀状。
年を重ねていくのと比例して、そろそろ来年の年賀状の準備をしようかと
思い始めた頃に「喪中」の葉書がちらほら届くようになりますね。
「喪中の葉書が届いたら年賀状は出してはいけませんよ」
といつだったか教えられますよね。
葉書を受け取る側としては年賀状を出してはいけないのだ、
と深く考えずに思い込み、それが当たり前になっていきます。
しかし、いざ喪中のはがきを送らなければならない側に
なった際にどのように対処すればよいか困りますよね。
そこで、喪中のはがきを送る際に気をつけるべき点などを
お伝えしていこうと思います。
喪中のはがきはいつ出すのが良いの?
喪中はがきは年賀状の準備を始める前に出したほうが良いですね。
時期的には11月上旬~中旬にかけてでしょう。
因みに、毎年年賀状の受付開始は12月半ば(15日くらい)です。
どんなに遅くても12月15日前に年賀欠礼の葉書は送ることが
常識となっています。
2016年の年賀状販売開始は2015年10月29日~
で年賀状の引き受け開始は2015年12月15日になります。
年賀状準備を開始する前と考えると11月上旬に届くのがやはり
親切と言えるでしょう。
また、特にお世話になったかたにははがきではなく、
手紙にて感謝をお伝えするほうが礼を尽くすことになりますよ。
そして、万が一不幸が重なったとしても喪中はがきは1回で良いです。
喪中はがきの位置づけは「年賀状を出せません」という通知であり
訃報を通知するものではありません。
ところで、 郵便局には「喪中はがき」は売っていません 。
通常葉書で料金の絵柄が胡蝶蘭になっているものがありますので
そちらを使いましょう。
また、自分でオリジナルの葉書を作成した際にも
切手には慶弔用がありますので問題ありません。
喪中はがきを出したが年賀状が来たら返事はどうする?
喪中はがきを遅く出してしまった場合に、年賀状が届いてしまうこともあります。
まさに上記で記載したようなタイミングですね。
そもそも喪中はがきというのは年始の挨拶代わりではありません。
「本来であれば年始のご挨拶を申しあげるべきではありますが、
喪中のためご遠慮させていただきます」
と言った趣旨です。これを 事前にお知らせする「案内」 です。
よって、自分は年賀状出せないというだけであって
受け取るのは問題ないわけですね。
受け取った場合には1月7日を過ぎてから新年のご挨拶代わりとして
寒中お見舞い を出すという流れが良いでしょう。または、 何もしなくても良い です。
なぜなら事前に「新年の挨拶は控えております」と喪中はがきで
伝えているわけですからね。
喪中はがきの文例は?
喪中はがきの文例を使うのも良いですが、何の感情もない印刷文面だけよりは
一言でも思いをのせて届けるのも良いかもしれません。
年賀状でも一筆入っているだけでそこに人の温度を感じますよね。
それと同じです。
ただ、喪中の場合は近況報告は入れないようにしましょう。
こちらのサイトには葉書素材から文面まで入っていますので、
そのまま使っても良い内容です。
http://www.taka.co.jp/sozai/download/index.html?cid=4&tid=21
まとめ
喪中はがきを出す機会は出来るだけ少ないほうがいいですよね。
ただ、こればかりは時が経てば誰しも直面するものです。
事前に知識だけはもっておいて損はありません。